パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

イワシでランチ ビストロヴィヴィエンヌ,BISTROT VIVIENNE

パリ最終日、ヴィヴィエンヌのビストロでランチを食べる。 ギャルリヴィヴィエンヌの老舗ワインショップ、LEGRAND Filles et Fils の隣にあって、以前から入りたいと思っていた。 「今日のランチメニュー」をざっくり見て、サーディンと書いてあるので注文し…

お盆休みのお知らせ

お盆休みのお知らせ 8/12(水)~8/16(日)まで、サロンをお休みさせていただきます。 オンラインの受注は受け付けております。発送は16日から順次させていただきます。

パリの古書店,ギャラリーヴィヴィエンヌ,Redoute_Paris,

エチエンヌマルセルからヴィクトール広場を突っ切って、ギャラリーヴィヴィエンヌへ。 ここはパリの中でも特に美しいと言われるすてきなパサージュ。 外出といえば仕事オンリーで、時間がまったくとれなかった今回のパリ。 日本への出発は夜の便だったので、…

パリで晩ごはん foie gras&escargot

先週パリへ来てからの毎日は、暑くて集中力が落ちているのか、思うように運ばないこともあったりして、普段の3倍くらいのエネルギーを使う。 土曜日にざっと一雨降って以来、朝の温度は少し下がって過ごしやすくなった。 さて、この日は仕事が終わって、お部…

そしてパリヘ Paris

行きはシャルルドゴールからニースへ飛行機で来たのだが、帰りは近くの駅で下ろしてもらい、TGV(フランス高速鉄道)に乗ってパリへ。 チケットは前もってフランスのネットで買った。 フィックスなら安いが、行きのエアフラで痛い目にあったので、予約変更可…

オランジュのローマ劇場 Théâtre antique d'Orange

滞在中のアルディッシュからほど近く、オランジュという小さな街がある。 ここは1世紀に作られた劇場のある街。 小さな凱旋門と、このローマ劇場が世界遺産で、観光資源となっている。 世界遺産にも登録されたローマ遺跡。 2000年も残っているとは、さすが石…

南仏のカントリーハウス⑤ Country life Ardèche

本当はもう、パリに移動して数日が経っている。 でも、未体験の田舎暮らしは語りたいことが満載。 もっとも感動した場所を締めくくりにしたいと思う。 カントリーハウスから少し車で走ったところに、花崗岩(かこうがん)でできた小さい山がある。 この中腹…

南仏のカントリーハウス④ Country life Ardèche

食事はいつもとてもシンプル。 ローカルな野菜と果物、少し高くても安全な食材をほんの少し買う。 加工食品はできるだけ買わない。 味付けもオリーブオイルと塩コショウ、フレッシュなバジルとか。 固いバゲットに、バターかペーストがあればそれを塗る。 昔…

南仏のカントリーハウス③ Country life Ardèche

ジュニアが桃を摘みに行くというのでついていった。 家の前の道路をはさんで、果樹園が広がる。 葡萄棚の向こうには、桃の林が幾筋も連なっている。 アプリコットと桃の匂いの違いについて話しながら、 もいで歩けば籠がみるみる桃でいっぱいになった。 そば…

南仏のカントリーハウス② Country life Ardèche

「さとり、悪いニュースだ。我々は月曜日まで電気なしの生活となった」 『えぇ?』口あんぐりの私。 「あの、それは夜は真っ暗ということですか?」 「そうだ、うちはキャンドルならたくさんある」 『ドヒャー!( ゚Д゚)』 キャンドルがたくさんあるとかの問題…

南仏のカントリーライフ① Country life Ardèche

なぜブログがアップできなかったかというと、しばらく電気なしワイファイなしの生活をしていたからである。 週末から7月14日の革命記念日まで、会社も休みだしどこも人でいっぱいだから、家族と一緒にカントリーハウスへ行かないかと誘われて、連れて行って…

南仏便り ガラスの村 ビオット Biot

ヴァァルボンや、グルドン、ムージャンなど、南仏には小さな村がいくつもいくつもあって、それぞれに可愛らしい。 石造りの淡い色合いが、バラを引き立てている。 歴史的には、海から来る侵略者に対して、砦として生き抜いてきたという厳しい時代があったの…

フランスの郵便 ポスト Post box

フランスのポストは黄色。 ブルーのマークが可愛い。 旅先からは、いつもたくさんのハガキを出す。 だから、郵便局は一番最初に場所を覚える。 切手を買うのに並んだりすることが多い。 フランスの公務員はすごくゆっくりだ。 日本の公務員はよくやっている…

カンヌの洗濯屋さん Blanchisserie Pressing

毎年来るカンヌの洗濯屋さん。 高級品を扱っている、「マリーとガイのクリーニングショップ」 マダム、暑いとはいえ、ビキニのトップにハイレグ、シースルーのミニスカート。 私より年上だと思うけど、年齢にかかわらず好きなカッコするって、なんか勇気もら…

カンヌの帽子屋さん Autour d'un Chapeau

アトリエから出発するときに、うっかりお気に入りの帽子を忘れてきてしまった。カンヌの強い日差しの中、帽子なしではちと無謀。 そう思って到着翌日の午前中、カンヌブティック街のル・ダンティーブにて帽子屋さんを探す。 「確か、10年以上前にもこのあた…

与一から愛をこめて 南仏便り BIOT & Valbonne

「ですからね、あっしはもっと早く、たくさん登場するべきだと申し上げたでしょ?」 「なにさ、リクエストがちょっとあったからって、すぐいい気になって」 「南仏便りの人気は、(さとりさまじゃあなくって)あっしのポイントのほうが高いでやしょう?」 「…

日曜日は市場に行って Cannes4

そんなわけで、暑い海岸沿いをてくてく歩いてようやくマルシェ(市場)に着いた。 どんなわけかというと、新鮮な野菜とオリーブが買いたかったから。 今日は家に人を招待するので、近所では足りないものを調達しに来たの。 今住んでいるアパートはカンヌのク…

カンヌのカヌレ Canelé

「カンヌでカヌレ」というタイトルは単なる語呂合わせで、カヌレの発祥はフランス・ボルドー。 もとは修道院で作られたものだそうだ。カヌレはすでに日本でもお馴染みのお菓子になっている。 外はかりっと香ばしく、内はしっとりとしてもっちりした食感。 ほ…

酷暑のビーチ  Cannes3

午前中だというのに、猛烈な日差しで早くも酷暑。 ビーチにはまだあまり人がいない。 部屋を出て、クロワゼットの海岸沿いを、マルシェに向かってぶらぶら歩く。 炙(あぶ)られるようだ。 樹の下を選んで歩いているが、砂浜は湾にそってカーブしているので…

空と海の境界で Cannes2

深夜、ベットの上で、遠く潮騒の音が聞こえる。起き上がりベランダにでれば、昼間の熱気をはらんだまま、海の風が吹きあげてくる。 暗い海を眺めてみる。 昼間の喧噪が去り、海のあたりには船の灯りが浮かぶ、その明かりが遠ざかり、やがて闇に飲まれていく…

昼と夜の汀(みぎわ) France

私たちは太陽を追いかけているので、いっこうに日が暮れない。 2時間半遅れの出発で、パリにつくのは夜の9時半。あと30分あまりある。 窓からは金色の太陽が、やや下に見える。 機体が傾き、方向が変わる。 空と地平の境は淡くオレンジ色に染まり、水色から…

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