パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アパートの窓から Paris

暑い夏のパリの昼下がりもくもくと白い雲が 4つある東の窓から朝日がいっせいに入る。 ラベンダー?ラバンジン? カンヌより小さいけど、パリでもニュアージュローズ、 パリの満月の夜。 薄青が長く続くパリの夜、月が先か夜が先か 7月の夜10時

2005年パリ  Parisの思い出

今年、2013年の7月のフランスは暑かった。パリに来てこんな暑さが続くと、あの8年前の夏の日が思い出される。 所用があり、8年前の2005年は4回もパリに来た。アメリカにも1回行ったので都合5回長距離を飛んだ。 ヨーロッパなんてたまに来るからいいのであっ…

EnjoyParis‐11 日曜日はワインを買って

パリでもたくさん歩く割に、簡単な食事で痩せてしまった。おととい日本に帰ってきて、いったいどんなものを食べていたっけ? と思い、おうちごはんの写真を探してみた。 滞在の半分は外食、半分はおうちで。 なんだかずっと前のような気もする。 パリのアパ…

Enjoy Paris 10  オルセー美術館周辺

実は昨日帰国したのだが、パリで整理しておいた写真の中からいくつか。 アンバリッドからオルセーまでRERCに乗ろうとしたら工事中。 暑いのでセーヌ川のほとりを一駅を歩くことにした。 川風がなく日陰もないのでやっぱり暑い。また焼けてしまう。 でも …

Enjoy Paris 9 お気に入り写真1 ルーブル近辺

ルーブルとその周辺のお気に入り写真。 窓からの光が白い壁に反射して中全体が明るく輝く。 カルーゼルの凱旋門 ルーブルの中にある。 この角度がきれい 暑いから、水辺が嬉しい。 草 メガネのアトリエパレロワイヤル近くのパサージュ。

Enjoy Paris_8_ヴァンヴ 蚤の市 porte de Vanves

クリニャンクールの蚤の市は最近ではもう良いものがないと聞くので、ヴァンヴの蚤の市に行くことにした。 市は土日に開く。 ここの蚤の市はそれほど有名ではないが、前に来た時はもとT社のパフューマーU氏に道でばったりと会い、お互いに「なんであなたがこ…

Enjoy Parisー7 パリでビール Beer

ヨーロッパ気候の体は炭酸を欲している。 絶対気候と関係あると思うのだが、こっちへ来たらガズーズ(炭酸入りミネラルウィーター)やビールがやたらおいしい。特に今回のような暑い夏は・・・。 連日の猛暑で結構くたびれる。でもほとんどのフランスの家がそ…

Enjoy Paris-6 美しいものを学ぶとき Musēe d'Orsay

美術を観るのに予習はいらない。 前もっての知識があったら、美しいものを感じる目が曇る。そう思っている。 ほかの人の価値観で美しいと思って何の意味がある?美術や芸術って、直接的に生死にかかわることじゃないからこそ、ノウハウなんていらない。 ここ…

Enjoy Paris_4_オペラからサンドニまで Place de L'opera~Republique

明るく平和な南仏では、何かと甘やかされ保護されていたのであるが、こちらに来たら人も街もピリピリしているし、いろいろ注意しなければならないことも増える。 のんびり屋の与一では足手まとい・・・ではないが、写真を撮るときは無防備になるので、ほかの…

Enjoy Paris_5_RERに乗って Antonyへ

Enjoy Paris_5_RERに乗って Antonyへ 週末に若いフランス人カップルの家にディナーに招待されてパリ郊外のANTONYへ。市内の地下鉄からRERに乗り換えて30分くらいのところだ。 ルイーズとマーク、彼らが長いバカンスで日本に来た時にアテンドしたことがある。…

Enjoy Paris-3 続メトロに乗って/かぼちゃの馬車はTAXIで

セーヌ左岸、サンジェルマン通り。街の建物の間から対岸のノートルダム寺院(横)が見える。 昨日からの続きであるが、この日は右岸でのアポイントを終えて左岸へと移動。la Motto picquet(モトピケ)乗り換えでOdeon(オデオン)の二つ先で降りる。 とゆるく続…

Enjoy Paris 2 メトロに乗って

パリ二日目、メトロに乗って、パリの中を移動。 パリは小さい街なので、歩きと地下鉄を使うのがとても便利。一枚のチケットで乗り換えもでき、どこまでも同じ料金なのだ。 なんといってもタクシーはなかなかつかまらないし、タクシー乗り場もあるのだが場所…

Enjoy Paris 1 パリのシンデレラ Cinderella

あーあ、まだ南仏のできごとを半分も書いていないのにパリに来てしまった。 とりあえずフレンチリビエラについてはまたあとで書くことにして、新鮮なパリを書いておかねば。 ここはパリ2区のアパルトマン。いつもは7区のプチホテルに泊まるのだけれど、今回…

南仏便り16 Truffle トリュフ  番外編

この日、カンヌ最後の日曜日を一人ご飯では不憫に思ったか、世話になっている香料会社の社長夫妻から家のディナーに呼ばれた。こっちはまだ8時でも明るい。 うっすらと空がすみれ色になるころ、100人のパーティーもできる広いテラスにかわいいテーブルを出し…

南仏便り15 ヴァランソル高原最終回 クラリセージ clary sage,Salvia sclarea

ヴァランソル高原の農場行きについてもう5回にわたってしまった。この5日間にも、小さな村めぐりのこと、ガリマール見学、グラースのお客さんのことやボタニカルガーデンやプチ女子会など、日々書きたいことがたくさんたまっていく。 そうこうしているうちに…

南仏だより-14 ヴァランソル高原へ4 Lavandin

カンヌから200kmほど西北西へグラースを抜け山を越えて、南仏プロバンスの盆地をサン・クロワ湖を横目に、車で2時間ほど走ったところにヴァランソル高原がある。 我々が訪ねた人はチャールズ・オブリー氏という。 250ヘクタールの彼の農場は主としてラバンジ…

南仏だより-13 ヴァランソル高原へ3 Lavandin

とまあ、お昼ご飯を食べに行ったのであるが、いったん話を戻すことにする。 カンヌから目的地までナビを入力したにもかかわらず、幹線道路がいつのまにかなぜか畑道のようになり、完全に道に迷ったようである。 下肥を運ぶトラックがひどいにおいをさせなが…

南仏だより-12 プロヴァンスの小さな村 2 Village

何しろこっち(南仏)に来てから毎日、一日の内容が濃すぎる。 充実していると言えば聞こえがいいが、もう入りきらないスーツケースにパンパンにものを詰め込んだような状態だ。もちろんその分、写真を整理したりブログを書くための時間も足りないし、アップ…

南仏だより-12 アルプス方面へ1 Clary Sage

PCWの社長がクラリセージの収穫を見に行くので写真を撮りについてこいという。(あれ?先週はラベンダーとか言ってなかった?) カメラの腕を見込まれたわけではないが(当たり前)、香料植物の写真を撮りたいと私がつねづね言ってたからその配慮であろう。…

南仏便り-11 Blanchisserie Pressing

やだー、ナニ?ここカワイイ♡ クリーニング店を探して道々尋ねながら来たのであるが、あまりかわいらしすぎてはじめここがクリーニング店とは思わなかった。 来た時は半分シャッターが閉まっていたので窓が隠れていた。恐る恐るのぞくと、マダムがミシンをか…

南仏便り-10 黄昏のカンヌ  Cannes

「昼間の熱気が黄昏とともに鎮まり、空の端がロゼに染まるころ冷たいVin de pays d'Ocが乾いた心を潤す・・・by yoichi」 「おや?よいちおまえなかなかいうじゃないか。ワイン会社から金一封もらえるよ」 「だれだってこんな光景を目にすれば詩人になれると…

南仏便りー9 ピカー PICARD_CANNES

「でかしたよー、与一。これだけあればしばらくお昼のお弁当は大丈夫だね。」「おうち用のつまみとワインも買ってきましたんで、へえ」 「おまえも食べたいだろうにね」 「えっ、そうじゃあなかったんですかい?」

南仏だより- 8 Sugri の帽子 in Cannes

旅先にはどこでも持っていく、南仏でもお気に入りのSugriの帽子。 色違いも持っているの。スタイルがいいのよ。 Milinaly Hat & FlowerDisign Studip

南仏便り 7 カンヌ マルシェ Cannes

日曜日、買い出しのおばさんよろしくカンヌの朝市へ。クロワゼットのほうはあまり新鮮な野菜が売っていないので来たかったのだ。 卵とフレッシュな野菜、扁平な桃、はちみつ、ピンクのバラを買う。肉やチーズも買いたかったのだけれど、これからランチをする…

  Satori in Cannes

At sunrise and sunset of the French Riviera, the sky turns into a canvas, light from between the soft clouds melting in the ocean... This beautiful sight was embottled. Eyes closed we smell this fragrance and all at once gentle colors and …

南仏便り6 パチュリ Patchouli  pogostemum cabli

え?何?これがパチュリ?なんだかカサカサしてしなびているみたい。枯れちゃったの?と思ったら、本当のパチュリはいつもこんな風に干からびた感じなのだそうだ。 葉を摘んでもむと強いパチュリのにおいがする。 ハーブ類などでも、見た目の悪いもののほう…

南仏便り-5 ニュアージュローズ Nuagerose

南仏コートダジュールの夜明けや夕暮れどき、空のキャンバスいっぱいにバラ色とスミレ色が交差し、やわらかな雲の波間から海へと光が差し込む... 3年前、この光景の中でニュアージュローズは生まれたのだった。 夏の夜は時間をかけて訪れる。夕暮の残光は淡…

南仏便り4 カンヌの花火 7月4日 Cannes

ラムチャップが食べたかったのだ。 ラムチャップは臭いがあるので家では焼きたくない。 7月4日はカンヌの入り江で国際花火大会があるというので、社長夫妻を食事に招待した。海岸沿いのレストランはブリンブリンなひとたちでいっぱい。 まだ8時でもこんな感…

南仏だより-3 South France

「よーいーちー、もうすぐランチだからさー、ちょっとピカー(冷凍食品専門店)まで行ってラザニア買ってこようよー」「買ってこようよじゃなくて、『買いに行きたいんですけど連れてってもらえますか?』でがしょ」「い~や、やっぱり与一に行ってもらおう。…

南仏だより‐2 カンヌ

よいち「あ、こんにゃろ、何しやがる!さとりさまは2時間もかけてやっとほんのこれっぽっちの簡素な食事をつくってくださったっつうのに、横取りしようとはふてえ野郎だ!!」 さとり「『やっとほんのこれっぽっちの簡素な』はよけいだろ」 「にゃあにゃあ」…

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