凍てついたような花壇には何もないように見えたが、丈低く黄水仙の花が咲いていた。 明治神宮の北参道門、春の日差しを落ち葉の下に溜めて、暖かな布団からふっくらと芽が出たのだ。 もう2年、まだ2年、それぞれの心時計は速度が違う。 祈るしかできないけれ…
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